つぶやき会議室

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1999/09/25(15:07) from 164.124.182.109
作成者 : 吉本 一 (kilbonil@hotmail.com) アクセス回数 : 113 , 行数 : 16
チュソク(秋夕)に就いて
 「チュソク」の起源について、『韓国民俗大事典』(民衆書館)で調べてみました。
 そこには、二つの起源説が紹介されています。

 一つは、日本の僧侶、円仁(794-864)の書いた『入唐求法巡礼行記』の記述、「陰暦8月15日は、新羅が渤海と戦って大勝した記念日である」というものです。それによると、新羅の人達だけが8月15日に独特な行事をしていたので、新羅人の僧侶に尋ねたところ、上のような答えが返って来たといいます。

 もう一つの説は、『三国史記』にある「新羅の儒理王(?-57, 在位24-57)の時代、西暦32年に、国内の貴族の女性達を二つに分け、陰暦7月16日から8月15日まで、機織りの競争(量と質)をさせ、最終日には飲み食い歌い踊って夜を明かしたことに基づく」というものです。

 現在は、国語辞典などでは、どちらかというと後者の説を採っているようです。

 どちらにせよ、中国から渡って来た行事ではないらしいです。

 しかし、「秋夕」のことを「カウィ」あるいは「ハンガウィ」とも言いますが、これは「「嘉俳」が変化したもので、朝鮮固有の言葉である」と説明されている部分は、どうもすっきりしない気がします。


 それから、福島さんの御説への補足として、「餅」について一言述べておきます。
 現代朝鮮語では、「餅」を「ットク(ttek)」と言いますが、古語では「ストク(stek)」だったとされています。一方、筑後方言などでは、「餅」のことを「粢(しとぎ)」と言います。これは、おそらく語源が同じだったのではないかとされる言葉の一つです。

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