つぶやき会議室

つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。

1999/03/11(22:22) from 164.124.70.162
作成者 : きんちょ (AKIZUKI@chollian.net) アクセス回数 : 131 , 行数 : 162
【転送・再掲・翻訳】漢字併記問題 韓国雑誌の記事









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 韓国 文化日報社『時事ジャーナル』1999年3月4日号の記事です。
これは、時事問題をあつかう硬派の週刊誌なのですが、けっこう
よく書店でみかけるポピュラーな雑誌です。

 今回の漢字併記問題の背景が よくわかると おもいます。

 なお、この訳文は、[在日ML]に 配信されたものの再掲です。


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http://www.munhwa.co.kr/sisa/19990304/1522.html





<争点> 限りない文字戦争「第3の道を探そう」




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漢字併用論議、解決策はないか





「50年文字戦争」という表現は適切だった。
最近文化観光部(文化部)が公文書と道路表示
板に漢字を併記するという計画をだすやいな
や戦争を彷彿させる気勢で論争が再燃し始め
た。抗議デモが相次ぐと文化部はあたふたと
釈明をはじめた。「専用原則に揺ぎない。入
試教育に押されて取り巻になってしまった漢
字教育に内実をもたせようとするだけだ。」



だが論議は鎮まらない。ハングル学会をはじめ、ハングル関連市民団体10余は
「漢字併用反対闘争全国非常対策委員会」(代表ウォングァンホ)を発足させ批
判の声を高めている。マスコミも漢字併用を歓迎する方向と、この措置の波紋
を心配する方向に交錯する。



時ならぬ難しい討論に文化部は堪え難い気色だ。国語政策課のウェオクファン
課長は2月9日の案は、必要な場合公文書と一般道路に漢字を表記できるように
道を開くだけで、現在の法律の枠を抜け出すことでないと釈明する。



表記原則に関連して50年消耗戦


問題はこのような混乱が単純な誤解から由来したものでないという点だ。多様
な論点を見ると、その底には表記原則に対する意見の差が、より根本的には国
語のアイデンティティに対する視点の差が位置を占めている。ハングル専用派
が最も憂慮するのは文化部の措置がハングル専用の大原則を崩す第一歩になる
という点だ。



「私達の言葉生かす民族集い」のイデロ共同代表は、自分たちの心配が決して
杞憂ではないと話す。「今回の措置を歓迎する人々の面々を見なさい。彼らは
単純に漢字教育が重要だと言っているのではない。彼らが願っているのは、ま
さに漢字混用だ。」彼はある事例として昨年11月に決起大会を行った「全国漢
字教育推進総連合会」(総連合会)の手紙文を引用した。「尊体安寧でいらっしゃ
ることを祝願します。(中略)貴下を発起委員に推戴いたしましたので公私間多
忙と思いますが国家と民族の将来のために承諾してくださること仰望します。」



ここで用語の混乱を防ぐために「ハングル専用」、「漢字併記」、「国漢文混
用」の言葉の意味を探ってみる必要がある。ハングル専用は、「おうだんほど
うをわたる」、「ふみきりをわたる」のように固有語も漢字語もハングルで表
記しようということだ。漢字併記(併用)は「おうだんほどう(横断歩道)をわた
る」と括弧中に漢字を書くことで、国漢文混用は「横断歩道をわたる」のよう
に漢字であらわす表記法だ(48年に制定されたハングル専用法は公文書をハン
グルで表記するものの、当分併記することができると規定した)。



李氏が話したとおり現在、漢字教育の重要性を強調する人々は、論議の焦点が
教育だと言いながらも、現在の表記原則を問題とみなしている。昨年2月、韓
国語文教育研究会(語文会)は異例的にハングル専用法を廃棄しろとの請願書を
国会に提出した。語文会は前身の国語国文学会時期から漢字教育の重要性を強
調する請願書を数十回も提出した。だが専用法を廃棄しろという題目を掲げた
のは、今回が初めてだ。専用論者が緊張した理由がここにある。続いて昨年11
月、総連合会はハングル専用原則に同意できないという立場を婉曲にあらわし
た。



ハングル専用派の危機感をあおるのは、ハングル専用法廃棄請願書に国会議員
151人が賛成したという点だ。「ハングル専用法守る千万人署名運動」を行っ
ている「私達の言葉生かす民族集い」の共同代表イオドク氏は、このような国
会議員等が請願の真意を知り尽くしていないせいだと指摘する。



この問題に関する両側の認識の差を狭めることは難しいようだ。請願書に基づ
いた語文会研究院の朴KWANGMIN氏は、専用法を廃棄しなければならない情況証
拠として、法制定過程の暴力性を選んだ。48年に制定されたハングル専用法が、
健全な協議過程なく押し通し式で通過させられたということだ。「初代国会で
通過したこの法律を以後、軍事政権が暴力的な方法で貫徹した。国語が瀕死状
態に陥ったが、異義を提起できないように押さえつける雰囲気で不均衡がなお
さなかった。今は正さなければならない。」



全国漢字教育推進総連合会のチンテハ委員長(明智大教授・人文学部)は頑とし
て漢字を追い出した政策が、社会の知的基礎を下方平準化させたと主張する。
専門用語の大部分が漢字語である現実から、漢字のわからない学生達は意味も
わからず内容をまくしたてるようになるということだ。「言葉には日常生活に
必要なのであって、専門知識を展開するのに有用な言語がある。」シン教授は
また「書きやすくて読みやすければいいという専用派の主張は、社会的な責任
を忘却した無責任な態度だ」と声を高める。



去る50年間、二陣営の戦いはどの文字がより優越かに対する論争に駆け上がっ
てきた。戦場を彷彿させるそこでは、高宗釈氏のような立場はいっそ異端的だ。
両陣営がひく平行線間に「漢字の重要性を強調することと、ハングル専用表記
原則が拮抗しない」という彼の認識が占める位置は狭い。高宗釈氏は両側の主
張に一理ある指摘と、不正直な態度を同様につまみ出す。国語に漢字語の比重
が高いとして専用原則が必要でないと主張することや、同音異義語問題やハン
グル正書法など漢字との関係の中で解くべき国語の特殊性を無視することすべ
て不正直な態度ということだ。



彼が対策のない両非論を展開しているのではない。彼は現実がまさに答を与え
ると見た。ハングル専用が拡大される現実がまさに文字体系を統一しようとす
る言衆の無意識的欲望をあらわすと話す彼は、ハングルが漢字と戦ってきた過
程を民主主義が封建主義と戦ってきた過程とみた。ハングルが韓国の文字なの
で書くのではなく、それが民主主義という価値に符合するために書くべきだと
いうことだ。



「正直に言語大衆の意向から推し量りなさい」


表記問題だけおいてみる時、彼の結論は明確だ。私的な文を書く時、ハングル
だけ書こうが漢字を混ぜて書こうが、それは個人の自由だが、教科書は韓国の
模範的な文章を書く体系によって書かれるべきだということだ。同時に漢字の
魅力を上饌する彼は、漢字教育に関する限り、専用論者らに冷たい眼差しを受
けるだろう。彼は「漢字語を理解するのに漢字知識が絶対に必要なものではな
いといっても、漢字の知識が漢字語理解を助けることは事実だ。私たち語彙の
半分以上を占める漢字語を理解するのに助けになるならば、2千字内外の学習
が不当な脳の酷使ではないだろう」としながら、小学校での漢字教育を支持し
た。



だが相手方に対する深い不信のせいで、現在行われている論戦は殺すか殺され
るかのような相手方追い詰めるものになっている。李DAILO氏は「50年間彼ら
(混用論者)が国語発展のためにしたことに、なにがあるのか。私達が国語を賛
えて使おうといろいろな方案をだせば、彼らはあざ笑うばかりだった。漢字の
優秀性を言うだけでハングルを磨きあげるのに関心があったのか」と批判する。



これと反対に専用派に対する不信も手強い。独裁政権の庇護を受けて教育過程
で漢字を追い出し、漢字文盲を量産したかとすれば、でたらめな新造語で話を
混濁させてきたということだ。今、攻勢をかける国漢文混用論者らがハングル
専用派を国語を瀕死状態にさせた元凶だと指定するかぎり、専用派が不法な書
堂を取り締まれと即自的に反発することまた不回避だ。



論争が50年間持続したこと自体が問題ではない。だが50年前と全く同じでは困
る。高宗釈氏の観戦評はこうだ。「国の言語政策を決定する時、国語の特殊性
に対する正直な判断と言語大衆の意向を推し量ることが必要だ。」

<ノスンドン記者>





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