日記
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2009年3月1日(日) 小学校3年生のときの疑問
たしか小学校3年生のときだったと おもう。
担任の先生が,税金について説明してくれた。
わたしは,てをあげて質問した。
「先生! おかねは くにが印刷するんですよね。なら,政府が おかねを印刷して つかえば,税金は いらないんじゃありませんか。」
先生の こたえは,わたしには むずかしくて よく理解できなかった。なんでも
「そうすると,インフレになるから だめです。」
ということだった。インフレと,税金とられるのと,どちらが いやかというと,後者のほうだと おもう ひとも たくさん いるんじゃないかなと おもったけど,それ以上は きけなかった。なんか,きいたら いけないような気もしたし,きっと きいても先生の説明は もっと難解になりそうだと予想できた。
こんな素朴な疑問は,しかし,それに対する すんなりと納得できる こたえは えられないまま わたしは おとなになってしまった。でも,そんな疑問をくちにすると ばかにされそうだから いわないでおくという常識だけは みについた。
ところが,ところが。最近になって日本では「政府発行券」なんて議論をする ひとが あらわれた。なあんだ。それも ありなんじゃないか…。小学生だった わたしのほうが,いまの自分よりも かしこかったのかもしれないと おもった。