(1998年3月6日から)
当サイトでは、韓国語/朝鮮語の表記に、矢野 俊喜 氏考案の【ハンガナ】を
用いています。
矢野氏は、ハングルが表示できない文書に正確な発音を表記するために、どの
日本語ワープロ/OSにも存在するコードを使って、この言語に精通している方に
はもちろん、何も知らない人でもそれなりに読めてしまえる方法を開発なさいま
した。
私はこの矢野氏と以前、在日メーリングリストというところでお付き合いして
いたのですが、今後も他の場所で【ハンガナ】が使われることを期待するもので
す。以前、この欄で矢野氏の消息を教えていただけるよう呼びかけたところ、す
ぐに教えてくださる方が現れ、矢野氏と連絡がとれました。矢野氏はこのサイト
での使用を快諾してくださいました。改めて感謝申し上げる次第です。
ただし、その後矢野氏は【ハンガナ】を改訂されているようです。私は諸事情
を勘案し、以前の規則に従って表記していますが、ここにその事実を書き添えて
おきます。また、このような事情でありますので、私が矢野氏の意図と違う使い
方をしたり、間違いを犯す可能性も大きいということを予めお断りしておきます。
なにしろ、ハングルの読み方にはまだまだミスの多い私のことです。矢野氏に教
えられてここまで成長しましたが、この道は奥が深く、矢野氏には及びもつきま
せん。
以下に、矢野氏による「概説」と、上記の「変更点」(本サイトでは採用して
いません。)を示しますので、参考にしてください。また、矢野氏に連絡された
い方は伝達いたしますので、一度、私宛にメールをくだされば幸いです。 top
●母音 非円唇母音(口を丸めない) 【_う】の【_】は平らな口。(平唇母音)
【,お】の【,】は広げた口。(広母音)
円唇母音(口を丸める) 【.お】【.う】の【.】は丸めた口。
●子音 激音【`か】の【`】は、抜いた息。(気息またはアスピレーション)
濃音【*か】の【*】は、詰めた息。(声門閉鎖を伴う(*_*)閉鎖した感じします?)
平音の破裂音【パ/タ/チ/カ】は、日本語の清音より気息も緊張も少ない。
清音でも濁音でもないので、基本の平仮名を避けカタカナで表記。
余計な力を抜き、文中ではふつう有声化して濁音に近く発音する。
【+チ】有声化
【-チ】無声化(【-シ`き+タ】など)
【`カ】激音化
【*カ】濃音化
平音の摩擦音 濃音【*さ】と濃音化【*サ】を区別するため平音【サ】はカタカナで表記。 平唇の喉音【_hぅ】と円唇の両唇音【.ふ】を区別。
●終声(いわゆるパッチム)は、 反り舌の流音【l】、
内破音【p/t/k】、
鼻音【m/n/~】 の7つ。
これらが母音【あ】に連なって連音化すると、それぞれ、
【ら】、
【+パ/+タ/+カ】、
【ま/な/~ぁ】 となる。
このうち、有声化破裂音である【+カ】と鼻濁音【~ぁ】を区別する。
(注:【~】は「ng」の音 【+パ/+タ/+カ】は、通常単に【パ/タ/カ】と表記する。)
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矢野氏による、その後の改訂の概説
こういったものはあまり変えるべきものではないとは思いますが、まだ普及してい
るわけでもなく、比較的自由に改訂しているような事情です。
改訂の内容は、
1.カタカナを全面採用。
2.平音の破裂音等をカタカナ・ヒラガナで区別するのを廃止。
3.非円唇を表す【,】【_】を省略。無表記の【オ、ウ】を非円唇とする。
4.円唇を表す【.】を目立つ【・】に変更。
改訂の理由は、
日本語の文脈の中で【】なしでも使えるようにカタカナに変更。
印刷紙面の都合などで半角カタカナを使用。(インタネットは通りませんが)
できるだけ記号を減らし、簡略化を心掛ける。
などです。
特に、口の形を【,_.】の三つの記号で表すにあたっては、かなり頭を捻りましたの
で、相当の愛着がありますが、 実用的には円唇・非円唇という区別に絞った方が簡潔
でいいと考えました。 (同時に無表記の【ウ、オ】に関して非円唇という点を強調す
る必要があります)
ハングルの母音発音上の問題点は【・】に尽きるという気すらします。 つまり、円
唇・非円唇の区別をつけるということです。 そこで大きな【・】を使って目立たせよ
うというわけです。
今後も、学習者のために、口の形を一々注意するためには【,_.】の記号が有効かと
も思います。
これ以外の、
激音【`】、濃音【*】、有声化【+】、また 終声【p、t、k】【l】【m、n、~】
に関してはそのままです。
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